「牛に引かれて善光寺参り」
牛に化身して信心の浅い老婆を善光寺に導き改悛させたと言う 信濃四大伝説のひとつ「幻牛伝説」発祥の地とされる。釈尊寺は724年(奈良時代)に開創。観音堂内にある「宮殿」は国重要文化財に、「白山社社殿」は県宝に指定されている。登山道には「見守り地蔵」「牛岩」「馬岩」「善光寺穴」など見所が多い。断崖絶壁に建てられた懸崖造りの観音堂は一見の価値あり。観音堂の岩屋の中に安置されている観音堂宮殿(国重要文化財)は高さ162cmほどの和様建築の雛型ともいうべき遺構で、カエル股が平安朝を帯びた鎌倉時代をよく表わしている。