松源寺は南佐久郡小海町本村、相木川右岸の台地上にあり、東光山海岸院松源寺と称し天台宗比叡山延暦寺の末寺で、阿弥陀如来を本尊とする。
宝徳元年(室町時代1449年)僧亮元が古屋敷に創建した寺である。その後、永禄5年(安土桃山時代1562年)に古屋敷から相木川右岸、熊野権現宮の門前字宮下に移転した。
幾度となく、火災と水害をうけたものの、明治維新となりようやく、水害のおそれのない高台の東光山へ移転した。
昭和53年(1978年)11月宝燈継承第47世光順和尚は、檀信徒の協力を得て、本堂、開山堂庫裡、山門、参道等の大修復、増改築を実行し、近在まれに見る整備された寺となる。