旧本陣 小諸市 市町

 北国街道沿いには往時の家構えのまま残る旧本陣(国重要文化財)がある。切妻造り、桟瓦葺き総2階建の問屋場と、薬医門(表門)が並ぶ。街道に面した2階を太い出桁により2.5尺持ち出している。格子窓の上の妻の壁面に切妻屋根のついた看板掛が見える。
18世紀末ないし19世紀初めの建造と推定される。
旧本陣主屋 小諸市 大手

 本陣主屋は、参勤交代の大名などが休泊した建物で、旧部材を可能なかぎり使用し、間取り、寸法なども当時に忠実に移築再現されている。建物の公開と同時に歴史資料館として開館した。(現在休館中のため、外観のみ見学できる。)
旧脇本陣「粂屋」 小諸市 市町

 本陣は勅使・宮家・公家・大名・旗本などが休泊する宿泊所であり、脇本陣は補助的な建物。勅使・宮家が本陣に休泊すれば参勤交代の大名といえども脇本陣に移ることになる。レトロな郵便ポストと並ぶ観光標識は太陽光発電によってロウソクの灯火が揺らぐ。
北国街道 ほんまち町屋館 小諸市 本町

 大正時代の建物。昔の小諸宿の味噌醤油店の建物を改修して、にぎわい拠点として再生されている。トロッコ跡や帳場が見られる。
 建物の前に小諸宿道路元標が建っている。

そば七 小諸市 本町

 江戸後期の建物。解体予定だった料亭を、そば店として蘇らせた。立派な門と天窓が特徴である。
萬屋骨董店(旧小諸銀行) 小諸市 本町

 明治初期の土蔵造り。地上から立ち上げた袖うだつが特徴である。
大塚味噌醤油店 小諸市 本町

 右の母屋は江戸後期、左の蔵は大正時代の建物。壁に黒漆喰の看板が見える。