旧芦田宿本陣 立科町芦田
現在の客殿は寛政12年(1800)に建設。建坪は約160坪(530u)住時は門の左に高札場、右に問屋場と後方には間口5間の荷蔵、主屋、酒蔵などがあった。客室部は妻入瓦葺瓦葺で玄関は幅2間、玄関内の広間は27帖あり、奥の上段の間は京風に造られている。明治維新まで公家や諸大名の宿泊、休息に使われた。客殿が1988年に建宝に指定された。
金丸土屋旅館 立科町旧芦田宿
海老虹梁(えびこうりょう)
叶|屋茂 立科町旧芦田宿
文治二年(1186)僧澄空の開基である。虚空蔵山には四国八十八ヶ所のミニ霊場があり、不動堂・大師堂がある。寺紋は16片の菊の紋章で、嵯峨御所から使用を許可されている。
津金寺 立科町芦田
天台宗に属し大宝2年(702年)に行基によって開山された。日本で最古の談義所(僧侶の学問所)として栄えた。境内には、結構が荘重で彫刻優雅な妙見堂。また、県宝である宝塔(滋野氏の墳墓)があり、石造塔婆は、時代的特色を表している重要な石造文化財である。
光徳寺 立科町芦田
境内には新しく建てられた八角の塔がある。
笠取峠の一里塚と松並木 立科町芦田
中仙道の中ほどに位置し、一里塚は江戸から数えて43番目といわれ
南側の塚は昭和初期道路工事のためになくなり北側の1基を残すのみである。また、芦田宿から峠の峰まで約1.5kmに渡り、県指定の天然記念物の松並木がある。樹齢300〜400年の老松がおりなす景観は、過ぎし江戸時代を彷彿とさせてくれる。