三団体合同研修旅行

 11月15日(土)・16日(日)の両日、今年度の建築三団体合同研修旅行が行われました。
三団体の会員35名が参加され、山形県金山町の「杉と白壁のまちづくり」と、栃木県内の隈研吾氏設計の美術館等を見学しました。
 金山町では町役場建設課の西田様、一ノ宮様のお二方に丁寧な説明をしていただきまして、杉を生かしたまちづくりや著名な建築家の方々のそれぞれの杉の使い方、樹齢230年の見事な杉林など大変興味深く見学することができました。休日にも関わらず、現地で案内をしていただきましたお二方に感謝申し上げます。
 また那須歴史探訪館では、那須町教育委員会の伊藤様より、施設の管理者のお立場から様々なお話を聞くことが出来まして大変参考になりました。

★ 研修場所   15日 山形県金山町のまちづくり
            宿泊 天童温泉ホテル
            16日 那須歴史探訪館
                石の美術館
                馬頭町広重美術館


右/蔵史館
設計:林 寛治

全員揃って記念撮影
下/金山町立明安小学校
   設計:小沢明建築研究室

ワークスペース
金山杉を用いた構造用集成材による屋根架構
上/金山町立明安小学校

玄関前
型枠に杉板をもちいたRC打放しの外壁
上/金山町立明安小学校

エントランス・ギャラリー
金山杉を用いた構造用集成材による柱架構
左右/金山の火葬場
設計:益子義弘

RC造の壁、床
杉材による屋根のトラス架構
廊下の樹状の柱
内装に使用された極上の杉板
下/整備され、鯉が放流されている大堰 下/金山式住宅
金山式とは、下部をRC造にして、1・2階を在来木造にした混構造妻入りの住宅をいう。
上/伝統的な金山の民家
下/新しい住宅・千の家
設計:林 寛治
下/新しい住宅・杉井邸
設計:阿部利広
上/旧郵便局の外観で復元された集会場
右/石の美術館
   設計:隈研吾
   所在地:栃木県那須郡那須町芦野

三つの古い石蔵の再生利用
芦野石による組積造の壁と薄い大理石を透過する光
水と石で構成された外部空間
etc.
左右/那須歴史探訪館
     設計:隈研吾
     所在地:栃木県那須郡那須町芦野

アルミエキスパンドメタル上に藁を左官した天井
透明なスキンを意図した外壁
カズラをワイヤーメッシュにからめた間仕切壁
etc.
馬頭町広重美術館
   設計:隈研吾
   所在地:栃木県那須郡馬頭町馬頭

外壁、屋根は八溝杉のルーバー状の皮膜
内部は和紙スクリーン、芦野石の床、壁
孟宗竹の植栽、芦野石の舗装
etc.